コロナ禍の中で、様々な事が変化してきていますが、中でも一番変化してきているのが、働き方です。
今までは、会社へ通勤するスタイルでしたが感染防止の為テレワークが推進されています。
テレワークはネット環境が整っていれば誰もが行うことのできる働き方となります。
しかし、会社ではなく自宅で作業を行うこともあり、リスクも多くあります。
中でも、情報漏洩については会社の機密情報が洩れてしまうと会社の信用を失ってしまう恐れもあるので、特に注意が必要です。
これからテレワークを導入しようとしている方、すでにスタートしている方の中で、情報漏洩へのリスクを回避する為の方法を紹介します。
テレワークに潜む情報漏洩リスクとは?
テレワークにはどういった情報漏洩へのリスクが考えられるのでしょうか。
まず、テレワークにはネット環境が必要で、特にWIFIには注意が必要で最近では、無料WIFIをつなげられる場所が多くなってきています。
その為、こうした環境の中でネットにつないでしまうと内容を盗聴されてしまったり、不正アクセスの被害にあったりします。
フリーWIFIは無防備な状態ですので、もし利用する際にはスマートフォンのデザリングやモバイルWIFIの利用をおすすめします。
情報漏洩を防ぐ方法とは?
テレワークをするにあたり、どのような対策方法が必要になってくるのでしょうか。具体的に4つ紹介していきますので、参考にしてください。
①セキュリティーのルールを決める
情報セキュリティに関係するルールを決めましょう。
会社としてのガイドラインを決めることである一定のセキュリティを守ることができます。
会社の規模によってガイドラインの内容は異なってきますが、基本的には3つの構成で成り立っています。
- テレワークでの基本的な方針
- 情報漏洩リスクに関する基準
- 実施方法
ガイドラインは一度決めたらそのまま継続するのではなく、適宜追加しても問題ないので、テレワークを進める中で追加した方が良い項目があればどんどん追いていきルール化していくことをおすすめします。
具体的な内容にする
セキュリティガイドの作成が完了いたあとは、具体的にどのように動いていくのかを決めていく必要があります。
例えば…
- 社内から資料を持ち出す際はどうするか
- 従業員にパソコンを貸し出したときの保管、管理方法
- アプリのインストールはどうするか
- クラウドの利用は?
- 機密性の高い情報の保存方法について
これらの行動ルールを具体化することで、テレワークをする従業員が安心して業務に取り組める環境づくりをしていくことができます。
さらに、テレワークになるとチャットワーク、スカイプ、クラウドサービスの利用頻度が高くなっていきます。
具体的な行動ルールを決めることで、情報漏洩へのリスクを軽減させることができます。
データを暗号化する
テレワーク導入では、従業員へ様々なものを貸し出すことになります。
多くが、パソコンやスマートフォンですがこれらの機器はセキュリティを強化しているから問題ないと思ってしまいがちですが、もし紛失、盗難に遭ったらどうでしょうか。
情報漏洩へのリスクが高くなってしまいます。
こうしたことを防ぐために、データの暗号化をしておきましょう。
しかし、ハードウエアの場合データの暗号化したとしても、外部のメディアに移動することで閲覧可能な状態になります。
ですので、こういった場合のことを考えデータの暗号化だけではなく外部記録媒体のセキュリティも導入していく必要があります。
ウィルスソフトで対策
マルウェア、ウィルスなど様々な手口でデータを盗まれてしまいます。
これらの情報漏洩を防ぐためには、ウィルスソフトの導入が必須となります。
一般的にウィルス感染する経路は、
- ネットへのアクセス
- 外部記録媒体の利用
- セキュリティ対策していないサイトの利用
上記の方法で感染する可能性が高いといわれています。
ですので、こうした感染ルートを作らない為にもウィルスソフトの導入をおすすめします。
このように、テレワークが推進される中で情報漏洩を防止することは会社ブランド、信用を守る為に大切な事となります。
今まで特に定めていなかったルールなどの見直し、新たな導入をしいつでも安心して従業員がテレワークができる環境を整えましょう。